ファッションデザイナー スランプ

デザイナーとしてのスランプから抜け出すコツとは?

今、手がけているブランドはもう4年になります。常に新しいことを考えてデザインしていますが、どうしてもマンネリ化しているようでデザイナーとして成長していくに思いきって環境を変えたほうがいいのではないかと思うのですが・・・

 

仕事の壁に突き当たる

 

デザイナーのBさんが私を訪ねてきたのは4月の初め、桜が満開に咲いている頃でした。
ミセスを担当している彼女は「今の仕事に限界を感じています」と、悩みは深刻のようでした。

 

デザイナーの仕事を3年も続けると仕事の壁に突き当たってしまうことは少なくあ
りません。毎日の仕事が「マンネリ」化してしまい、モチベーションを保つのが難しくなってくるのです。

 

 

会社を退職して、少し自分の自由な時間を求めてから次の仕事に就きたいと考えるよ
うになったりします。
デザイナーたちは「今の環境を変えれば、デザイナーとしてまた新しい仕事ができるのではないか」
「スランプを脱するためには、違うブランドを担当してみた方がいいのではないか」
と考えます。
こうした考え方は決して目の前の仕事から逃げているのではありません。
デザイナーとして、クリエlターとして「ひと皮剥ける」ためにも、転職はときには有効な手段だと思います。Bさんはまさにその典型でした。

 

 

スランプを抜け出したい

 

クリエイティブな仕事をしている人たちは概してスランプに陥りやすい傾向がある気がします。仕事を続けているうちにスランプにはまってしまってどうしてもスランプから脱出できない。

 

このハードルを乗り越えてこそ、新しいステージで活躍できると思います。
では、スランプはどうやって超えていけばよいのでしょうか?

 

一つには仕事上の問題点を解決し社内の人間関係を改善していくことです。また、会社の目標に対して白分なりの知恵を働かせて達成する努力が必要になります。
ナーはいつもスペシャリストとしての高い表現
力が要求され、また自分もスキルアップを常に心がけなければなりません。
デザイナーである以上、創造意欲は誰にも負けないつもりで頑張っているのですが、ど
うしてもスランプから脱出できないということもあります。
多いのは「思うようにデザインできない」という悩みです。

 

これがストレスになります。
ストレスからスランプに陥っていくというパターンです。

 

デザイナーは基本的に仕事が好きです。
嫌いな仕事をしているわけではありませんからほんの少し、仕事をする環境を変えだけでスランプからの脱出も早いと思います。

 

転職はそのきっかけにもなると思います。
でも、間違えてはいけないのは、現状から脱するためだけに転職を考えないということ。ひょっとしたら今の会社で、もっと違う方法で仕事をしたほうが伸ぴるかもしれません。

 

転職を考えるのならデザイナーとしての幅を広げ、ステップアップしていくことを目的とするべきです。

 

安易な転職は必ず後悔します。

 

自分の甘さから逃げないことが大事なんだと思います。

 

ここまで話をしてBさんは自分の本当の気持ちがわかったそうです。のちに自分の可能性を広げていくためにもいろな経験をしたい。デザイナーとしてより高いステージで仕事がしたいと強く感じたそうです。
そういう前向きな考え方をしているので あれば、転職は必ず成功すると思います。

 

 

ずっとミセスを担当していたので、今度はキャリアを広げるためにキャリアゾーンかくはヤングゾーンの会社を探すことにしました。

 

Bさんは忙しい仕事の合間を縫って企業リサーチに約3カ月かけました。
そして夏の日差しが強く照りつける頃、Bさんは転職先の会社でキ ャリア服のデザインを始めることになりました。

 

 

現実から逃避する転職は失敗する。向上心をもった転職があなたを生かす。