ファッションデザイナー ノルマ

上司とのコミュニケーションが問題

相談内容

 

仕事が増え、残業する日が増えてきました。人員の補充を会社に頼みましたが、なかなか聞き入れてもらえません。体力的にも、精神的にも辛い仕事ばかりで大変で、毎日の仕事でもどこか報われない気持ちこなってしまいました。

 

Mさん 37歳 デザイナー

 

転職を考えるときというのは、それまでの仕事に対する姿勢を振り返り、分析してみる機会でもあります。転職したいと相談にみえたMさんの話しを紹介しましよう。

 

Mさんのこれまでの3回の転職はヤングカジュアルルの会社からキャリアスーツの会社へ、そしてドレスの会社へと、やや一貫性のない仕事でしたね。違和感がなかったのですか?

 

M 私は学校を卒業してすぐに大手アパレルにデザイナーとして人社しました。どちらかというとカジュアル系が好きで、楽しく仕事をしていましたが、日が経つにつれ仕事量が増え、残業が多くなり、仕事が楽しいとはとても思えなくなりました。
そこで上司にデサイナーの補充を依頼しましたが聞き人れてもらえません。それところかノルマが今まで以上に増えはじめたので転職したのです。

 

私 好きな仕事をしていれば、そのうち上司は必す認めてくれます。認められないとしたら、勇気をもって意見をぶつけてみることです。これは、今後の参考として頭に入れておいてください。

 

M ではどのような会社を選べばよいのでしようか?

 

私 その前に、現在の上司や同僚とどんどん話す姿勢をもっことです。仕事をしているといろいろな不満があるでしよう。それを上司に話してみてください。それでも、聞き入れられない場合は、聞き人れてくれない理由を聞いてください。上司は会社全体、プランド全体のことを考えて答えを出しているかもしれません。

 

意見をぶつけると同時にますは、そこを理解しようとする姿勢が大事です。
さらに、要望が通らないからといって転職するというのは間違いです。

 

Mさんは上司の話を聞きましたか?

 

M 指示されたことを聞くばかりで、突っ込んだ話し合いよしたことがありません。確かにそれは未熟だったかもしれません。
私 話し合わなしと思わぬ誤解を招くこともあります。ポイントをしっかりととらえて他の人の話を聞かないといけません。

 

自分か本当にやりたい仕事へ

 

私の話を聞きながら、Mさんは考え込んでいるようでした。これまでの自分の仕事、そして会社での行動などを思い出していたのかもししれません。

 

自分の目標、目的を明確にしている人は軸がぶれません。Mさんは最終的には、自分か本当にやりたい仕事をみつけることができました。

 

今度は安易に転職を考えることなくその会社でとことんコミュニケーションを取りながら頑張ってみようという決心が生まれたようです。

 

理解しあう努力

 

Mさんが転職をして、半年が過ぎたときのことです。たまたまその会社の企画部長と話す機会がありましたなんとなく気になっていたMさんのことを聞いてみました。

 

すると、帰ってきたのは私の予想もつかないものでした。

 

「彼女は粘りがありますね。一つの仕事でも納得できないことがあると、とことん私に質問してきます。デザイナーというのは、感覚的に表現することも大事ですが、じっくりと良いものに仕上げていくという努力も必要です。彼女にはそれがある。」と言うのです。

 

私は驚きました。

 

これまで淡白で、すぐにあきらめていたMさんが、上司とじっくりと話し合っているのです。私はうれしくなってしまいました。私がMさんに話したことを今度は新しい会社でしっかりと実践してくれているのです。

 

私は「今度はきっと大丈夫た」とつぶやいていました。